久しぶりのDVD休暇

■DVD『奇人たちの晩餐会 USA』監督:ジェイ・ローチ
監督はボラットの製作などもやっているようだ。奇人変人を集めた晩餐会に参加せねばならなくなった主人公が、偶然出会ったスティーヴ・カレルによって翻弄されていき、恋人との関係もズタボロになっていくも晩餐会そのものに参加することで、自分が何を大事にしていたのか、その恋人との大事な想いに気付いていくストーリー。冒頭の美しげなネズミの剥製は

■DVD『僕のニューヨークライフ』監督:ウディ・アレン
抜群に面白い。都市としてのニューヨーク、ニューヨークに住むごく一部の人たちの話だが、教訓と教訓が交錯しドラマを生み出していく。

ワーナーマイカル多摩センター『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』監督:ブラッド・バード
オープニングクレジットが007調でアガる。過激な核戦争主義者が起爆コードを盗みそれを阻止するイーサンたち。過去3作と比べると「1」に最も近い原点回帰とも言うべきスパイ要素に満ち溢れている。一つ一つのスパイアイテムがそれぞれの地形や場所を活かした利にかなったアイテムとして成立していて、(スクリーンを作成し、その場でiPodのような端末でその場でホログラムのCGを作成したり、コンタクトレンズを入れてまばたきをすると目にしたものが、印刷出来たり)またどれもが完璧ではない、あくまでミスをするかしないかというギリギリの状況下に毎回追い込まれる。映像のスピード感が常にスペクタルと同時に構築される(カットを割りまくって撮影的に無理なことを実に上手く成立させている→では過剰なカット割りとは何を生むのだろうか。個人的な根拠のない結論で言えば1.映像的ごまかし 2.強さ、激しさのイメージ→現代のスピード感 3.めまぐるしいカットによるものと→人間の瞬きを早くさせる、パチンコの確変のようなものと考える)

と、ボーンシリーズ級のカット割りを見せていく。が、同時に身体性は死んでいないように思えた。出演者の身体は同時に凛々しく佇まいを見せている。

さらに注目すべきはルパン三世シリーズのような色仕掛けや、各々の能力を最大限に使ったチーム戦にある。常々無茶を更新していくが、無茶以上にそれぞれの能力や才能が正統に活躍する(それぞれが何が得意かということをさりげなく

■DVD『スリーパー』監督:ウディ・アレン
極めて昔のタイプのコメディ。チープなセットなども含めて、テレビコントのような作り。