MA作業〜死亡

■番組のシーケンスを受け取り、スカパー東陽町MAに向かう。担当のOさんはMA担当として本当に優れた方で、そして何より信頼出来るし、僕らが持ってくるプロレスコンテンツを楽しみながらMA作業をしてくれている。僕はそんな姿にほっこりするし、また整音作業の重要性もまた同時に感じることが出来る。この日、Oさんとはコンテンツへのリスペクトが世間全体で足らなくなっているという話題をした。映像や音がデジタルで氾濫し、そのコンテンツが簡単に手に入る中で、そのコンテンツがどれだけ手間ひまかけて作られているかということに盲目的になってしまうということ。もちろん「苦労してこれを作りました」なんてアウトプットしたものがそれで評価されるということはあってはならないし、感じさせてはいけないけども、それでも創作行為が軽視されることはどうなのか。スマホ一つに多くのコンテンツを抱えられる時代に、その作り手の姿が見えなければ、創作そのものの意味を見失ってしまいそうだ。

事務所に戻り、師匠からメールでアドバイス。編集の荒さや不合理な点を指摘されひたすら反省する。まだまだ意識が細部に渡っていない証拠だ。

あまりにも疲れきっているがDVD制作追い込みとプリント作業。