ビア最終日『メカニック』

■ビアガーデン最終日。酒池肉林の宴。人が狂喜乱舞に楽しみ騒ぐ姿を撮影。そんな姿がみんな画になっていた。またもやフルチンやらケツが映る。こういうのを記録におさめるのは自分の使命なのか。

新宿バルト9『メカニック』監督: サイモン・ウェスト
大変楽しげな作品であるにもかかわらず疲労で4割方で寝てしまう。であるがベン・フォスターという役者がいかに素晴らしい仕事をするかということはハッキリと理解出来た。『3時10分、決断のとき』に見えた最低最悪の小悪党っぷりの良さが本作でもきちんと表現されていた。やせ形でスマートでカッコいい。どこか日本のイケメン俳優に評される存在感ながら、それ以上に映画俳優としてフィルムに映えるのはその薄汚れさではないだろうか。まだ30歳らしいが、もっと老けて見えるのも良いなあ。ほぼラストシーンにあるこれでもかというほどの銃撃戦と破壊シーン。フィルムで魅せる色調が失われつつあるB級の良さとしてあとどれくらい目に出来るのだろうかとふと思う。この汚さは『アーマード』に共通して言えるのだが、一つの美学としてもはや成立している。

■事務所に戻ろうとすると、全荷物を置いたまま閉め出されてしまい途方にくれる。始発でとりあえず帰る。