自宅待機

■ひたすら自宅待機。携帯が使えないと、仕事の連絡が来ているような気がして心配になる。

■DVD『エンゼル・ハート』監督:アラン・パーカー
いやはやただ素晴らしいとしか言いようがない作品。ここ近日中に自分が感じていた私立探偵アコガレはまさにこの作品に極まる。宗教イメージを随所に散りばめてここまで気味の悪さに追いやられる様と、自分自身が追いつめられていたという周到なオチが今のダークさを求める自分にはひたすらツボだった。初見では分からないが、この作品の美しさはやはり映画でしか表現出来ない何かで満ち満ちている。エレベーターの模様から陰がにじみ出てそれがミッキー・ロークの心境の複雑さとシンクロし、ミッキー・ローク単体の魅力(表情、ファッション、)、宗教寓話のモチーフ(鶏、鶏の爪)などがとてもRPG的にアイテムとして散りばめられていながら、最終的な回収に走る映像のラッシュの恐ろしさ。

■BD『冷たい熱帯魚』監督:園子温