『スカイライン−征服−』『ロシアン・ルーレット』

新宿バルト9スカイライン−征服−』監督: コリン・ストラウス, グレッグ・ストラウス
B級、低予算という名前が先行しそうなVFX作品なのだけども、この作品を井口昇監督が絶賛する意味が分かった。それこそ映画が求めるべきファンタスティックであり、もう一度再考せなばならない「何か」であることは間違いない。間抜けな台詞や突っ込みどころはあるけども、ロマンという部分において突き抜けている。皆スカイラインを目指さなくては行けない理由が分かった。金髪のねーちゃん、華のない顔の主人公、かっこ良くならないルックも含めてそれは「失いかけている映画」であった。

■編集。

新宿ピカデリーロシアン・ルーレット』監督:ゲラ・バブルアニ
ロシアン・ルーレットを当然するのだから、緊張感がないはずはないのだが、何より各々の役者の色気に気づかされる作品。

■気がついたら、二日間でひさしぶりに映画館に通いまくった。一体何の衝動だろうか。ショートショートでもそれなりに映画を見たので、別に見ていない状態ではなかったのだけども、自分でも一体どうしたものかとも思う。けど映画が作りたい。今年に入って大きい事はやっぱりDDTで作り続けている事になると思うのだが、おそらく内心それ以上に大きいのはゆうばりとショートショートに参加したことだと思う。プロレスなのか、映画なのかそういったことはこの際あまり関係ない。ただゆうばりに行った治外法権のような感覚、ショートショートの打ち上げで感じたインターナショナル感はそれはそれは尾を引いているものだった。それはビックチャンスが自分の目の前で転がっていることを意味していた。映画を作り続ければ、映画祭に参加出来れば、自分の状況をちょっとずつだけど変えられる。『ガクセイプロレスラー』は自分の人生を大きく変えた。そしてもう一つの使命はまた作り続けなくてはならないという焦りと、課題を僕に向かって提示したようだ。さて何から始めたら良いのだろうか。時間はない