分岐点

■分割でMac Book Proを買った。ちょうど5年前に大学に入りたての状態で買った。しょうもないことにしか使ってなかったような気はするけど、最終的に卒業制作を生み出せたので結果オーライだ。よくよく考えると随分と元は取れた気がする。さて2号機にも活躍してもらわないと。だいたい5年おきに買い替えるのだと考えると、この5年で何が待ち受けているだろうか。

■駅の帰り道。友人とばったり出くわす。彼はスーツを着ている。見てくれは立派な社会人だ。だがどこか現状に不満を持っているようだった。25歳で実家暮らし、貯金はするがそれ以上の何かに飢えている感じだ。また友人と電話だ。前の会社の同期だ。「キツい」らしい。仕事は特に楽しくないらしい。ふと暇になって僕に電話してみたようだ。会社を辞めた僕を気になるのと同時に、僕も会社に居続けている彼が気になる。

僕はどうだろう。最近は笑顔が増えた気がする。けど収入は減った。それもあって、飲み会とかあまりしてない。仕事、楽しくなってきてる。彼らと真逆だ。均衡のない同世代だけど、今はとても自分がしっくりくる。どうこうあるわけではないけども、自分たちの世代はちょうど見えない「何か」に悩む時期なのかもしれない。社会って「こんなものか」と「こんなに大変なのか」の狭間。何かに妥協したり、何かを目指したり。そのどれもがだんだんと正解例がなくなってきている。幸せそうに見えるヤツもまた時が経てばどうなってるか分からない。自分が幸せになれる保証なんてどこにもありゃしない。ただ今は「運気」という要素の重要性を感じてたりもするのだけど。

■そういえば『ガクセイプロレスラー』の長編版が完成したのだった。時間を見つけてはちょこまか編集してたけど。最終的に88分。タイトルは『ガクセイプロレスラー 垂直落下式学園生活』。公開とかもろもろ全く未定。けど何度か自主試写した際には長編でも観れるなあという感じだった。テーマが普遍的だからだろうか、それとも映像のテンポだからだろうか。何はともあれ短編でこぼした様々なテーマは織り込めた。完全燃焼。