ゆうばり初日

■『安部ユキヒロの憂鬱』記事の反響が凄くてビックリしました。しっかり文章でも伝えられることがあるのだなと痛感しました。是非とも本編を見て「安部行洋」の生き様を見届けていただければと思います。

■昨晩、夕張入りしました。街は流石に地方という場所で、雪が降っていて寒いのですが、しっかり映画という文化が根付いていて良いなと思いました。開会式があり、『ガクセイプロレスラー』の今成夢人監督と紹介されました。自分の友人ばかりが出ている映画ではありますが、ちゃんと国際映画祭に招待された以上、自分に「映画監督」という自意識を芽生えさせないとイカンと思いました。作品を出品している以上、題材が何であれ「映画監督」として見られるのですから。普通の兄ちゃんで良いやと思っていた、アカンです。パーティーでは完全にアウェーでしたが役者の園部さんが話しかけてくれたので、助かりました。自分の映画は役者は一人も出演していないことを考えると、役者と話すことさえ緊張してきます。以前アップリンクでフェイクドキュメンタリーのワークショップを受けた際に講師をしていた『オカルト』の白石監督にもご挨拶出来ました。当時は学生で受講生だったのが、一年半経って同じ映画祭に出品出来るとは。それだけ作ればチャンスがある時代なんだとも思いました。

■自主映画は小宇宙的な世界になっている面ももちろん否めないのですが、やっぱり作れば何かが変わります。作らなければ、夕張にすら来ていないし。そして継続。三年連続で来られている方を見ると、作り続けて自分の存在を定着させている気がします。定着には時間と労力と地道な努力が必要だと思います。自分もオリジナルの作品をまた企画せねばと思いました。

■本日は18時からゆうばりで上映。深夜一時半からスカパーで放送。たのしみな一日になりそうです。