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imageとは極論言うと雰囲気じゃないかと思っています。仮にプロレスというジャンルにおいてどれだけゼニがどれるかというのは、本当に色んな側面があり過ぎて一つには判断出来ません。強い、弱いという2極の中においては、やっぱり判断出来ない。華やかさ、主張、革命性、ルックス、レスリング、色んな要素の中でスターというのは統合的に誕生すると言っても言いでしょう。

しかし何と言っても雰囲気。これはもうよく分からない"何か"としか言いようがありません。この雰囲気とは極めて野生的な何かであり、動物的な何かであると僕は思っています。僕らは人間ですし、社会生活もあるから、色んな仮面を被って生きて、制度の中に暮らしを見出して生きてますが、極論言うとセックスがしたいという性欲のようなものを色んなフィルターをかけて生きています。動物なんですから、性という概念で、何故か人はそそられてしまう。魅惑を感じてしまう。

動物的な魅力を、自らの発信と、アウトプットで装置として動かせる人が人前に立ってゼニを取っている。ゼニがとれる。魅惑を感じている人が出演しているからこそ、チケットを購入して見に行かなくてはと思う。チケットを購入すれば会えるという保証が出来る。

身近では坂口さんや、飯伏さんはホンモノのオーラを放っています。何と言うか、男でもその色気、セクシーさにウットリきてしまう。リングに立つだけで景色が変わります。恐らく、何かしらのホンモノの経験をしているからこそ、放てる何かであり、それは極めて動物的な何かと言って良いでしょう。

Fakeなものはバレてしまいます。Fakeがいくら強がったって所詮Fakeですよ。Fakeは飼いならされた現代社会でそれっぽく見せているだけなんですからね。本当のセクシーさとは違うんじゃないでしょうか。逆に言うとFakeだらけの時代とも言えます。己の経験に裏付けられていないアウトプットは所詮化けの皮です。いつか剥がれておしまいです。

イモっぽいものが嫌いでした。嫌いというのはイモっぽいものは性の匂いがしないからですね。何故か並というか、むしろ並以下を感じてしまうので、何だか衝撃を受けません。見て損をしたというか、時間を返して欲しいという気持ちになってしまいます。風俗でルックスが並だったとしても、並以下だったとしてもテクニックが凄かったり、パフォーマンスが凄ければ、それなりにいい気持ちになって帰れるでしょうが、雰囲気だけでも凄い風俗嬢とかいるんでしょうか。そんな話があったら凄いですね。

素人臭いものとプロは違う。違うけどプロも素人も何が差なんて分からない。でも雰囲気だけは持っていなくてはいけないんじゃないでしょうか。