企画コンペ説明会

■昼に渋谷のRed Bullに行く。ショートショートフィルムフェスティバルでノミネート経験のある監督たちが集まって、企画コンペの概要を聞くというものだった。どうも考えていたほど自由度の高い企画ではないようなので、話を聞きながら辞退しようかと思ったが、まあどうせ企画書を書いたところで、自分の企画など採用されるはずもないとダメもとで企画書を出してみようと思う。参考に見たいくつかの作品はどれも上品かつ、上手くまとめられているものだが、実際そういうものを作りたい気分でも何でもないし、ましてや自分のドキュメンタリーがチンコさえ映っている現状を考えると、人様がお金を出して何かを撮るということがことごとく向いていない気がしてきて、自分自身で萎えていくだけなんだけど、それでも担当の方が一応僕を推薦監督として推薦してくれたこともあるので、やはり企画書は書いてみようと思う。チンコを出せとは言わないけど、やっぱ被写体を裸にしていくというのは自分の「らしさ」ではあるとは思う。

会議室は異常に奇麗な場所だった。多摩美も確かこんなところだったなと思うけど、そういう場所は大概違和感を感じるだけで、今こうして汚い自分の部屋と汚い事務所の往復の毎日に、自分自身で合点がいく。

奇麗な場所で良く通ったのは多摩美の図書館くらいだ

■せっかく休んだというのに、映画も見る気はせず、仕事のことが頭に過ったりするが、久しぶりの会食、飲みで気分を解放することが出来た。これは以前勤めていた会社のデスクで左隣にいた庶務の女性の方の教えで、僕がこんつまり過ぎてたときに、飲みに連れてってくれて、随分と話を聞いてもらえたものだった。左から右に受け流す事も大事だと、そしてそんなことを忘れる日常を持つ事がまた大事だと教えてくれたのでした。あの時に聞いた美人歌手のBe My Babyはひたすら号泣だったな。