日常A

■ほぼ毎日、何らかの映像を制作し、トレーニングをし、何かしらの打ち合わせをしてという毎日で、これがまぁ忙しいったらありゃしない。家に帰っていないから、テレビも見ていない。オリンピックの状況がほとんど分からない。だからあんまり時代と向き合っていないような気がしないでもない。私的な生活部分ではもうズタボロも良いところ。しゃあないかと思いながらも、日々「明日までに」制作しなくてはいけない映像の締切が。TwitterのTLはまおちゃん一色。もうよく分からない。

とりあえず見た映画の感想を。残しておかねば。。

新宿武蔵野館で『アメリカン・ハッスル』音楽の使い方がもう絶妙なのはもちろんのこと、嘘を付いて行く人生を背負った人間たちのダーティーなバトル具合がたまらなかったなぁ。汚い、クズであることって同時に何てドラマティックなんだろうとも思ってしまう。不思議なもんだけど、そういう面って多分にあると思うんですよね。プロレスはベビーvsヒールの構造だけど、ヒールvsヒールを煽ってみたい。そんな気持ちになった。ジェニファーローレンスのキレ芸が最高。

■新宿シネマカリテで『ROOM237』を。『シャイニング』に関する憶測をあーでもなく、こーでもなく検証していくドキュメンタリー。ほぼ全編が仮説。だから東スポを映像にしたみたい。何だけど、何か面白いんですね。映像はある意味でプレゼンのパワポみたいなもん。でもそういう作りも"あり"なんだと思いました。しかし、あるシーンを反転させて半透明にするとヒトラーに見えるとか、もうそれぞれの仮説が凄過ぎる。本当にキューブリックがそれを意図して作っていたのなら驚きなんだけどさ。一番説得力あるのはホテルの間取りからの仮説だった。

■新宿シネマカリテで『スノーピアサー』とんでもな状況設定、とんでもな展開の連発にも関わらず、人生=列車というその世界での人生観を提示してることで、それが違和感なく受け入れられてしまう不思議さ。見所が各階層ごとにあり、それぞれ異なる列車の住人たちの存在が面白かった。結局のところヒルズ族的なアレは縦軸のそれであって横軸の列車という単位で見れば、人間は並列の生き物なんじゃないかと改めて思ったり。下層の人たちが支給されるのが"プロテインブロック"という訳分かんない固体物で、そんなアイディアさえもオモロいなあと思えてしまった。

ユナイテッドシネマとしまえんウルフ・オブ・ウォールストリート』3時間の大傑作。笑ったし、人ごととも思えなかったり。でも一番強烈なのはマシューマコノヒーのオナニー論だったりする。芝居で楽しむ部分が多かった気がした。レオ様万歳。

■『ラッシュ/プライドと友情』男と男。命かけるF1。最高だ。


■シネマスクエアとうきゅう『大脱走』シュワ&スタローンのタッグ映画ってだけで、もう満足げだった。物語の突っ込みどころなんかより、遥かに二人の切り返し見てるだけで幸せになれた。

■K's Cinema『トパーズ』つまんない。加納典明のエロ演技は面白かったけど、後半明らかな失速。間で見せようとしていても全然こちらの感受性に訴えてこない。これは見なくても良かったかなあ。