つれづれ4

■11月2日はMA作業。音の作り込みが楽しかった。ディレクターとしてちょっとは指示が出来るようになっているのか。11月3日は一橋大学へ。学生プロレス興行に。HWWAの復活。支えてきた原君ことFuckstreetboyzの姿にひたすら涙。プロ研のためにあと一年大学に残留を決意して、中夜祭開催にこぎ着けるその誠意を脳内で勝手に追体験してしまったが、もう本当に誠心誠意という言葉に尽きて。彼に一年間プロレスを教えたりすることが出来た事が僕の中で財産になりそう。ソルト、保永たちにも会えて嬉しかった。4日は大阪大会。ただただ素晴らしい興行に。恐らくDDTの今年ベスト興行では。3WAYの試合はひたすら未来を感じさせ、中澤さんの前座試合ではDIOに扮する中澤さんのDDTらしさが爆発。制作したVTRはアントンさんの「アントニオの告白」から沢山のフッテージを使わせていただいた。僕自身がアントンさんに追体験しながら制作したつもり。音はゆら帝。反応はまずまずだったが、幸せになりたいという願い、というか僕の主張も少し織り交ぜられたと思う。大阪大会は演出が素晴らしかった。スピーカーと、照明。いやー、ある意味で両国以上にアガった何かはありました。

シネマカリテで『プレミアム・ラッシュ』。まあ素晴らしいのはDVD画質でも結局面白い作品をスクリーンで見れるという多幸感の発見。映画はテンポの良さ、緩急のある編集と疾走感。新世紀のラン・ローラ・ランを見たという感じ。自転車というモティーフや、時間軸のいじり方も良い塩梅でしたわ。ジョセフ・ゴードンは好感度を最後までひっぱる役者。勧善懲悪の構図も見やすかった。劇場は満員。500円。DVDで『ローラーガールズダイアリー』を再見。全登場人物に共感出来る隙間とナイスなその造形が最高だ。何度見ても泣ける。『トラウマ恋愛映画館』一気読み。男女の言語化出来ないあれこれ。あるあるかもしれないけど、ほぼ監督の実体験とかがベースだから、どの作品にも作らなきゃ前進出来ない何かが宿るんだろうなあ。

荒んだ気持ちを引きずったり、回復したり。