猛烈につまらなかったjapanshortsからみる映像の未来とは

両国大会終わって、残り一週間で仕事の残りや継続的なアレコレを済ましてようやく一段落。しかしながら、今後のモチベーションとしての糧や年齢的なあれこれで休息しようという気にもならず会社に出社している。ただ何となく当面の目標はハッキリしていて、作風や自分の中での思想の軸を強くすることだと思う。良い意味で頑固になるというか、何というか、自分が生きて行く上でのコンセプトを持たないとといけないと思っている。その上で、何となく自分が刺激を受けて来た作品や、人物というのは割とハッキリと意識出来るようになってきたところで、映画でも観に行こうかと思いバルト9のホムペ見るとこんな企画がナイトショーの1回でやってて、

http://japanshorts.jp/


ぜってぇつまんねえんだろうな〜と思いつつ、そんなに年齢も変わらない映画監督たちの現在を見た方が自分に何か与えられるかなーとか、思ってみてみたんですけど、案の定超絶つまらなかった。こちらが想像を絶するつまらなさでただ6監督×10分の映像が過ぎて行く。もう興行としてのサービス精神も何もないまま衝突に終わるんで最悪でした。

そしてどーしてつまらないのか?を考えると、若手の映像作家がやってはいけない数か条が見えてきました。とりあえず感想を。

■やたらとおじいちゃん、おばあちゃんを被写体にしたがる。
何故かおじいちゃん、おばあちゃんを被写体にしたがるんですよ。P○○アワードならありがちな題材なんだけど、どうして若手監督が認知症のおじいちゃん、おばあちゃんを題材にしなきゃいけないのか、全くもってよくわからないんです。いや本当にそのテーマに関心があるなら、良いんだけど、若いんだから若い人特有の世界観で勝負すれば良いのに。監督自身がノレない題材で作っても仕方なくないっすか?というのが単純に見てて思う。画としても見てて結構しんどいし。

■リズム感ゼロの編集。
10分という限られた時間ないでの「勝負」にも関わらず、何故かカットをもったえぶっているのか1カット辺りの時間がやたらと長い。そしてそれによる印象でだらーっとした感じが続く。単純にカット数増やしたり、テンポ良くするだけで見え方は確実に変わっていくと思います。

■とにかく世界観が暗い
もう陽のオーラゼロ。ノレないよ、こんなの。アメリカのコメディ映画の陽のオーラから比べたら歴然。

■印象に残らないキャストと演技
これもトゥーマッチにするくらいの演技で良いんじゃないすかね。皆が普通過ぎて、もう誰も目立ってないんですよ。
群を抜いて可愛い子をキャスティングするとかじゃないと目立てなくないっすか?

■思考放棄的なオチ。
オチもなあ、何かどれも作品の中で、「おしゃれっしょ?」みたいな感じでエンドロール入るんで、もう仕事放棄なんじゃないかと笑

■劇映画として型にハマったスタイル
全部撮影のスタイルはいわゆるドラマのスタイルです。ちゃんと丁寧に撮られて、丁寧に編集されている。だからこそ抜きん出るにはそのスタイルから逸脱するしかないんですよ。つまりフォーマットを壊す勇気がなければ新しいものを提示出来ない。


■P○○系つまんね。
結論なんですよ。つまりそういう型や、エリートっぽさのようなものが全体を囲ってる。そんなものいらないのに。面白いものが見たいんだから。逆に勉強になった