新宿ピカデリーボーン・レガシー』監督:トニー・ギルロイ
わりと悪い評判もちらほら聞いていたけど、いやいや面白かったです。元々自分がこのシリーズを好きだという事もあるのだけども、それが監督の変更や、主演俳優の違いのごたごたで「違う」と評する気持ちになれない。それくらい面白かった。ジェイソン・ボーンを登場させられない、ボーン・アルティメイタムからの同時進行で続く物語は、ジェレミー・レナーという違う俳優を配したことにより、別個の身体を獲得したように思えた。スピンオフとして見るなら及第点でないか?

ストーリーの同時進行で別に計画が進んでいたという部分では、元のストーリーをやや安っぽくさせた感はないけども、そうであっても、むしろ古典的なアクションとしての魅力に溢れてきた感がある。