『アーティスト』

■自宅ノマド作業に終止。ちょっと自宅環境を整理して事務所ばかりの生活を見直そうと思う。部屋を見直すと本とBD、DVDの山がまた大きくなってた。

■TOHOシネマズ府中『アーティスト』監督:ミシェル・アザナビシウス
映画についての映画、ヒューゴに続いてということもあり、この手の作品が作られ過ぎている&評価され過ぎている気もしないではないが、まぁアカデミー賞らしいよなと斜めな視点で納得させてみる。全然古い感じがしないのは世代の影響もあるのかなと思った。サイレントに慣れていないから、意外なほどすんなりと見れる。しっかり表情、視線で誘導するのが昔の映画の特徴だ。今はいくらでももみ消せるけど、丁寧な作業や繋ぎを見るや、やはり映画の発明、進化がこうあったのだなと見ていて感嘆してしまう。ジョージのルックスが従来のイケメンと呼ばれるカテゴライズではなく、ダンディズムを先行させたスターなのも良い。クラシックとはそういった呼び名や、イメージの復権でもあるのかなと思わずにいられない。最後の最後でトーキーになる一瞬のトラックの使い方、ここぞというときの音の使い方、テロップの方法など、ドキュメンタリー制作にも活かせる点は多々あったように思える。制限をすることで、制限から開放された瞬間の感動が押し寄せてくるのだろう。

■深夜にとんびの中華そば。上手い。